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薄め液 
魔法のように消し去ってしまうことはできないから
絶え間なく傷ついて
いつか消せないほど深くなった傷は
生きていることで薄めていこう

すり傷が絶えなくて
耐えれなく手を触れて
透明な傷を空の青さで隠しながら
僕はどこへ行けばいいんだろう

いつかあなたに言える日もくるでしょう
水と風が優しく溶かしてくれるように
生きながら薄めていくんだよ

静かな空がまた呼び覚ます
どこで生きればいいんだろう
ここにいてもいいんだろう

自分だけの貧しさを隠し
息を殺してここにいる
待つことは生きること

いつかすべて癒える日もくるでしょう
水と風が冷たく溶かしてくれるように
生きていることで薄めていこう

絶え間なく傷ついて
いつか耐えれなく膝ついて
生きる許しを求めながら
手で傷を探してみる
よそに行けばいいんだろう
うそで生きればいいんだろう

切り傷が絶えなくて
絶え間なくいつも傷ついた
透明な傷を風の白さで隠しながら
どこへ戻ればいいんだろう

戻る時はもうすぎた
行き着く場所はないのなら
貧しき自分は回っているだけ
見えない傷は消えもしないなら
生きながら薄めていくんだよ

それでもあなたは見ていてくれるから

あなたの澄んだ瞳から
なぜか流れ出てくるものは
きっとこの傷を薄めてくれるね

魔法のようには消せないけれど
あなたからもらった薄め液は
確かに魔法のように
見えない力で浸透して
この透明な傷を薄めていく

絶え間なく傷ついて
大きくなった傷
水と風が溶かすように
そうしてゆっくり生きていこう
生きることで薄めていこう
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/05/23 17:41 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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