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夢の中で僕は
夢の中で僕は自暴自棄になっていた
車を走らせて窓から金をばらまいた
札という札はすべて
金もカードも投げ捨てていった

夢の中で僕は投げやりになっていた
僕はすべて捨ててまわった
時には空を飛びながら
時には空の上から自分を見下ろしながら
僕はもう空っぽになりたかった

夢の中で僕は大人でもあり子供でもあった
気がつくと
幼き日の家の前に僕はいた

「お金を落としたよ」

近所のおじさんがおせっかいなことを言う
僕は落とした自分を演じ拾う子供を偽った
その時僕は我に返ったし
後悔が体中を走るのを感じた

夢の中の道を僕は今度は走って戻った
捨てた金を拾い集めた
拾うくらいならどうして捨てたんだ
自己嫌悪から恐ろしい汗が
呼吸を止めるほど流れ出す
道を戻れば僕の捨てた金は
意外なほど残っていたけど
全部あるわけでもなかった
あーもったいない
僕は何を考えてるんだ
なんて馬鹿なことをしたんだろう

なんて馬鹿な…
なんて愚かな…
後悔を重ねるほどに僕は歳をとっていった

夢の中で僕の後悔が底をついた頃
僕は夢から覚めゆく自分に
気がつき始めていた
夢だったんだ
夢で済んで良かった
投げやりなのは夢の中での僕だった
僕は何も捨ててなかった
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/05/21 08:58 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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