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クッキー 
私は手作られの
おいしいクッキーだ
手包まれた透明なケースに
分かれ分かれて
たくさんの人の手に行き渡るように
と 作者の心配り

一度手を触れて
持ち上げて回して
眺めるだけ眺めては
テーブルの上に戻される
誰も 開封を知らない

「あの人おかしいよ」

私の作者のこと

「おかしい、おかしい」
「何か、こわいよねぇ」

おかしい人が持ってきた
お土産ものだから
私もひょっとしておかしいというわけさ

本当は一字だけ違っていて
おいしいのだけれど
微妙な違いに気づく人なんていない

親切なお兄さんが
ようやく私の一つを掴んで
そのまま家に持ち帰った

家には
私のようにおいしそうなお菓子たちが
たくさんたくさん並んでいて
私は棚の上
ちょうどビスケットの横にぽんと置かれた
まま

「あなたは三ヶ月して捨てられるのよ」

ビスケットが囁いた
かわいそうに
この子も ちょっとおかしい


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【2011/02/01 02:35 】 | 言葉のある詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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