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半袖
半袖を着て歩くと肌寒い夜だった。寒いと感じられることがうれしくて、寒い、寒い、と連呼したくなるほど。長く続いた厳しすぎた夏によって遠ざけられていた寒いが、ここにも、そこにも現れて肌にくっついている。寒い。もう一度、寒い。あの夏との断絶を告げる、寒い。もう、本当に大丈夫なのだ。これからは、日増しに遠ざかってゆくことができる。寒い、寒い。もう一度、寒い。寒いによって確かになっていく決別の事実が、うれしくこみ上げてきては震えてしまう。朝も、昼も、夜も、どこに行っても、どこに逃げても、容赦なく襲ってくる熱は、もう遠くへと去り、これはからゆっくりと肌を包むものが増えてゆくだろう。自分からあたたかさを望むようになるだろう。寒い、寒い。もう一度、寒い。少し寒いけれど、もう少し、寒い半袖でいる。

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【2010/11/04 03:19 】 | 言葉のある詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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