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校庭
隅から隅まで走り回り
まだまだそれでも足りないとついに
校庭を飛び出して裏山を駆け上って行った

夜に隠れて見えなくなった
あなたの名前を長い間呼んでいた
返ってくるのは自分の声
取り残されてひとりで下りた

やがて遠くから
草木を揺さぶる音が近づいてくる
狩りに向かうような激しい速度であなたが戻ってくる
迎えようとする手をかすめて走り去っていく

校庭の隅に向かって
駆けていくあなたの名前を叫ぶ
力強く土を蹴って戻ってきたあなたは
僕を見上げ顎を突き出しながら責め立てた

「まだ帰るには早すぎる」

あなたはまだ走り回る子供で
僕はあなたより少しだけ直立した
子供だった

牙を剥き向かってくる激しい反抗に
僕は怯えながら後じさり
飛びかかってくるあなたを避けようと
校長先生が挨拶をする白い机に飛び移った
闇の中で
あなたの眼が僕を捕らえていた


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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2010/09/14 01:12 】 | 言葉のある詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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