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エンディング
焼肉屋の看板で本を読んでいる。
看板の中には牛の親子がいて、散歩にでも行くのだろうか、仲良く手をつないでいる。
店の中から、お肉が焼けるいい匂いが流れ出てくる。
空に星は一つもなく、所々に青い雲の断片が流れることなく浮かんでいる。

「暗いところで本を読んだらダメですよ」
夜の通行人が通り過ぎる度に、小さなおせっかいをかけて行く。
みんな、違うよ。
暗いところで読むのが、本なんだよ。

焼肉屋の看板で、本を読んでいた。
看板はもう、消えてしまった。
小さな小さな灯りは、とうとう消えてしまった。
お肉が焼けるいい匂いは、だんだんとガソリンの匂いに呑まれてゆく。
牛の親子は、もうお家に帰っただろうか。
お母さんは、本を読んであげているだろうか。
もう、おやすみの時間です。


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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/11/02 16:03 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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