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真っ白じゃなくなるまで
僕はここで
死んでしまうのかもしれない

真っ白いノートの前で
僕は最後のひとりだ

真っ白いノートは
最初のまま
いつまでも真っ白い

僕のせいだ 僕が
それを望んでいるからだ
世界がひとつも変わらないことを
望んでいるからだ

真っ白いノートを
見つめたまま
僕は逃げたくて だが
先生が逃がしてくれなくて
何時間も 何時間も

何一つ
作り出す心がないのに
最初の一文字を書き始めるなんて
うそだ うそだから書かない

真っ白いノートは
いつまでも真っ白なのに
窓の外はいつからか
黒く染まり始めている

ああ 本当に
逃げられないんだ

怖くなって 僕は
うそをついた

「やればできるじゃないの」

僕は うそ笑いでこたえた
気持ちが悪くなった




   *

僕はここで
死んでしまうのかもしれない

真っ白いノートの前で
僕はひとりだ

あの日と同じように
何も浮かんでこない

もう先生はいなくなって
いつでも逃げ出せるけど
深い闇の中にいても
大丈夫 今は
世界が変わってゆくことを望んでいる

ゆっくりと
きっと

僕はここで
死んでしまうのだろう

心から笑えることなど滅多とない

この場所で
ずっと
生きていくのだ

いつかは
きっと



真っ白じゃなく

なるまで


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テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

【2008/11/01 09:55 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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