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夏の星座群
顔の真ん中に夏の星座が現れた。
現れては消え、消えては現れる。
中には消えない星もあって、だから星は増え続ける。

「北斗七星ですね」
星を見つけた人は、指差しながら微笑んでくれる。
学校で習ったの、そうなの。

「カシオペア!」
正解。よくできました。
先生が言ったの、そうなの。いい先生だったのね。

しばらく、誰にも見つけてもらえない日が続くと、もしかしたらと思う。
誰かの願い事を叶えながら、星が全部流れてしまったのかもと思う。
そうして鏡を見て、ああ、やっぱりと思う。
みんなもう慣れてしまって、星があるのは当たり前だから、だから何も言わなくなったのだ。
たったそれだけのことだった。

花火が好き。
花火は星を見えなくするから。
花火は夏の深くて長い闇を、一瞬明るくしてくれるから。
花火が好き。
花火が好き。
花火は、すぐに終わってしまうけど。

唇の上に、新しい星が生まれる。
白く光る星であった。




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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/08/18 12:21 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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