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胸いっぱいの愛を
子供の頃から、呑むことはあったが、大人になるにつれてだんだんと増えた。
社会に出て人と接する場面が多くなると、ますます呑む機会が増えた。
毎晩がそうであり、毎朝がそうであり、毎日がそうであった。
気がつくと、ほとんどの時間、呑んでいた。
一人でいる時以外、呑まなければ生きていけなかった。

「これって、発泡酒のビールだろ。
 なあ、発泡酒のビールだよなあ……」

「……。」

子供の頃から、呑むことは得意だった。
でも、好きというわけではない。
得意なことと、好きなことは所々でずれていた。

呑みすぎたので、胸がいっぱいになってしまった。
呑みすぎると、いつも胸がいっぱいになる。
それから、吐き出したくなる。
そうしなければ、きっと胸の中から破壊されてしまうだろう。

一人の場所と時間をようやく取り戻したら、とめどなく吐き出し始める。
呑み込んだ言葉のすべてを、胸いっぱいのすべてを。
この夜の向こう側にいるはずの何人かの読者に向かって。
投稿ボタンを押す人差し指が、微かに震えている。


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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/08/12 19:55 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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