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手のつけられない寂しさ
昼時ともなると、石川食堂は大繁盛で、
その内、店の前にも人が並ぶことになるのは、
料理がまあまあ美味いためと、
近所に店があまりないためと、
おばちゃんたちの手際が良くないためだった。

「揚げシューマイまだかな?」
「…… ごめん、忘れてた」
そんなのん気な会話が厨房の方から聞こえることは、
日常茶飯事だ。

男が日替定食を食べ終わる頃、
ようやくシューマイが運ばれてきて、
おばちゃんは精一杯の愛想の良さで、
「お待たせ……」と言ったけれど、
男は無表情だった。

男が帰った後テーブルの上には、
きれいに食べ終えた日替定食の器と、
きれいに並べられたままのシューマイが残っていた。
彼は何一つ、文句の言葉を並べなかったのに……。
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【2007/12/06 23:53 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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