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ある夜の静寂
皿の上にリンゴが二つ
忘れられたように残っていて
思わず懐かしくなって
ポリポリと食べた
冬のようにおいしかった

みんな疲れていた

骨を折ったり
風邪をひいたり
急に寒くなったから……
「サラ金」を読みながら
男はつぶやいた

日曜日は洗濯をする夜だ
いつからか決まっている
何もかもが
いつからか始まって
いつの間にか終わるのだ

静かな夜
BGM は空調の音
誰かが鼻をすする音
きっとクリスマスが近づけば
ヒリヒリとした夜の中に
ジョンレノンが溶け出すだろう
誰かの忘れていったラジカセの中で
繰り返し 繰り返し
今年も

小太りの警官が飛び込んできて
暴れている男はいないか
と聞いて帰った
平和に見える夜も
本当は
嘘なのかもしれない

洗濯物はビローンとなって
リンゴの皮のように
床まで垂れ下がっていた
きっと朝まで伸びているのだ

みんな疲れていた

ケセラセラと唇を動かす
愛想笑いも
どことなく冴えない
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/11/01 17:45 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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