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橋の上の足の下
新しく作り変えられた橋は
前よりも広くて綺麗だった

夕暮れの風を感じながら
すれ違う人々の歩みも
少し新しくなった気がする

橋を過ぎて商店街の奥深く
僕らはそれぞれ箱を抱えて
汗をかきながらやってきて

「ここら辺にしよう」

言った

道行く人に
円盤型のうちわを
配るのだ

早々とやってきた夏が
僕らに追い風を送る
道行く人は
給水ポイントにある水を求めるように
手を差し伸べてくる

隣でティッシュを配っている
おじさんも少し羨ましそうだ

手から手へと
僕らはメッセージを渡して
今日の仕事を終えた


少し涼しくなった夜の中
足取りも軽く
また橋のところまで戻ってくると
いたる所に
僕らの円盤が散乱していて
ばら撒かれたお日様のように
地面に貼りついていた

夜を急ぐ人たちが
影踏み遊びのように
容赦なくそれを踏みつけていく

僕は足を止めず
橋を渡った

満月から
少しだけ欠けた
月夜だった


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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/08/01 00:18 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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