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ホタルの光
光を見失わないように
明かりはつけなかった

飛んでいる
未確認飛行物体

きたよ
きた
あれが ホタル

猫のように緊張して
恐れながら
興奮しながら
手の中に拾った

懇願するように
握り締めた両手
そっと顔に近づける

逃がさないように
壊さないように
重ね合わせた親指を
ゆっくりと開いていく

  光る
    光る
      光る

たったひとりで
こんなに小さくても

  光る
    光る
      光る

これが いのち
これが ホタル

僕の手には
愛しく
余るもの


指を開くと
光は涼しそうに
夜を呼吸しながら
僕の手から離れていった


今と同じ名前の夏だった






終着駅の階段を上って
ひとり家路につく

ひときわ明るい場所から
蛍の光が
僕の耳へ入ってきた

もう別れの時間なのだ

毎日毎日
ひとは別れなければならない
今日を生きた自分と
出会ったもの失ったもの
すべてのものたちと

そうして心を切らなければ
新しい光を
受け止められないほど
ひとは弱い生き物なのだから

さよならの旋律は
僕の歩くスピードで
ゆっくりと
ゆっくりと
か細くなっていく


街は目映いネオンで溢れて



光のない夜


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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/07/08 11:00 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(1) |
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000種が生息しているとされる。日本で「ホタル」といえば、本州以南の日本各地に分布し、5月から6月に 光・光学・光学機器ETC【2007/10/07 05:20】
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