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朝のバトン
目覚め始めた街
人も疎らな歩道の上
バトンを握り締めながら
男は駆けて行く

先導する白バイも
競り合う走者も
男を待つ走者も
きっといない
けれども
男は右手のバトンを
手放すことはなく
腕を
教科書通りの角度に保ったまま
前後に振りながら
快調なペースで走っていく

朝最初の
トップランナーは
一度も後ろを振り返ることはなく
ただすれ違った人々が
何度か
新年のことを思い出すように
孤独な走者の背を
振り返った

やがて
男は速度を落とすと
道を折れて
小さな公園に足を踏み入れた

何もしゃべらなくとも
鳩が集まってきて
男は持っていたバトンを
千切り千切り
鳩たちに分け与え始めた


朝のバトンは
こうして
人から鳩へと渡されるのだ


待っている鳩がいるから
男は
また明日も走り続けるだろう


毎朝必ず フランスパンを買ってから
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/06/09 08:35 】 | できそこない道 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント

こんにちは☆
龍兎(りゅうと)と言うものです(*^^)v
ブログ巡りをしていまーす!!
良かったらウチのブログに来て見てください♬
それでは、おじゃましましたぁー!
(※コピー文でスイマセン<(_ _)>)
【2007/06/09 10:57】| URL | 龍兎 #-[ 編集] |

こんにちは☆
ブログ巡りですか\(^_^ )( ^_^)/
いいな~
僕もゆっくりと色んな場所を
たっぷりと時間をかけて
巡って歩いてみたい!
実際は、そう思うようにはいかないのだけれど。
全くテレビを見ないってわけではないし、
(そういう人に比べれば見すぎるくらい見ているのかもしれない)
実際に足を運ばなければならない場所もあるし。
でも、もしも自分がもう一人いたら、
もう一人、もう二人……
そんな風に、時々思います。
たった一人でも、ここにいることに、
本当は感謝しなければいけないのに、
もう一人いたらなって……。
そしたらもっと、色々できるだろうなって、
自分のコピーという存在を、
時々、空想の中で浮かべてしまいます。
【2007/06/10 13:29】| URL | junsora #H8Em3lUo[ 編集] |
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