スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告 |
白線
あの頃
道の上には
いつもゲームが溢れていた

朝に吐き出した息が
幾つものルールを創り出して
不条理に増え続ける足枷の中で
不思議と自由は広がっていくようで
夜が道という道を
摘み取ってしまうまで
僕らは遊戯の王様であり旅人だった

今 白い線の上を
両手を広げて
白鳥のように歩いて来る
謎の人

帽子とサングラスの生き物
薄っすらと
口元の笑みだけが
朝に光るのを僕は見たが
男だとか女だとかまで
まじまじとは見れずに
少し離れるように膨らみながら
すれ違った

どこまでそうして
歩いて行ったのか

本当は
僕も一緒に
歩いて行きたかったのだけれど

振り返ることもせず
無関心を装った
大人びた足は

一度も
白い線を踏むこともなく
安全な道を真っ直ぐ歩いた

生まれたての朝の光線が
正しさを証明するように
戻れない道に
跳ね返って
無防備な僕の顔は
少し傷を負ったようだ

あの人は

まだ白い線の上を
歩けているだろうか

きっと 歩いているだろう

どこまでも


朝が逃げて行くように
スポンサーサイト

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/06/05 17:47 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
<<おもい | ホーム | 奥底>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://junsora02.blog59.fc2.com/tb.php/387-d751a2ef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。