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バナナおばさん
燃え尽きたように
バナナの抜け殻が置いてある
押しボタン式信号機

バナナおばさんの面影を
青の向こうに探している

それはきっと白い朝
穏やかな散歩の帰り道
ちょうどこの場所で
駄々をこねた子犬にすっかり気を取られて
食べ終えたばかりのバナナを
人の肩を少しだけ借りるみたいに
そこに置いたのだ

誰も傷つかないように
誰もが少しも気を留めないような場所に
朝の別れを置いていったのだ

バナナおばさんと駄々っ子のいたこの場所は
早くもやってきた春の陽気の中で
いまは横断歩道が白く光っている

信号が眩しすぎて渡れないので
このまま夕暮れを待とう
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/16 05:57 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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