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脱出
いつものように
私は自分の席を間違えた

別に席が混んでいるわけでもないのに
汚れた空気が吸い込まれるように
私は空いている席についた

後から来た人が近くの席に落ち着くと
当然のように指先で白い棒を挟み
やはり白い煙を吐くのだった

プカプカと吹かすほどに
流れる雲の輪は偏西風に乗って
全部私の方へ流れてくる

おかげさまでおいしく吸い込めば
チカチカともうたまらなく
降り出しそうになるのだった

また新しい人がやってくると
指先でイラッとする小気味良い音を立てた

また次の人がやってきて
カチカチと火打石のようにやらかした


私の居場所は
悪意のない人たちの黒さに
すっかり毒されている

私は脱出する

一番先に来た私が
ここでは出て行くべき立場なのだ

気がつけば
いつの間にか混雑し出した通路の中で
私は咳き込んでいた
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/15 08:46 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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