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顔色
初めて水面に触れる時のように
少しの恐ろしさと好奇心から
あなたに顔を貸してから
私は自由になりました

記念写真も撮らずにすんだし
ポーカーをするのも平気だったし
もう誰に貸す心配もなくなったから

薄っぺらい幽霊のように
背後へと回る必要もなかったし
私は堂々と存在を消せました

批評家たちから
顔が見えないと
当たり前のことを言われても
私は変えるべき色を持たなかったし

どんなに悪いことをし続けても
誰も私の似顔絵を書かなかったし
誰も私を追いかけてきませんでした

だけど私は
顔のない自由に
そろそろ疲れたようです

三センチばかりの炎を貸すように
淡くやさしい好奇心から
あなたに顔を貸してから
私は透明な灰色になりました

どうか返してください

声にならない声で
明日私が告げる時

あなたは
とても怖い顔をするでしょう

顔が見えないのをいいことに
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/11 13:18 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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