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伝わらない言葉
私は
あるいは僕は
そろそろ決めなければ

今年一番の作品を
ずっと探しながら
また一編の詩を
書き始めてしまう

もう何行目だろうか

最初のきっかけは何だったろう
思い出せないまま
空想はいつも思わぬ方向に

何通りもの方法で
言葉を紡ぎ始めて
あなたに届く夢を見て

迷える夜は恋のように
過ぎ去っていくのに
愛する言葉は擦り寄っては来ない


伝わらない

だからまた言葉を追って



日付が変わるまでに
僕らは見つけ出さなければ

遠ざかった新年を振り返って
たくさん集めてきたはずの
思い出 宝物 お気に入り

だけど記憶は
すり替えられていくようで

生み出した過程の中にだけ
愛は生存していたようで

選ばれなかったものが
許せるだけのひとつを
選び取ることができず

春と冬を行き来するように
増幅する疑心の中で
また一編の詩を
書き始めて

もう何枚目になるだろうか

降り始めの雪の欠片だけに
ときめきを覚えるように
書き始めた時の僕らは

いつも真っ白い

まだほんの始まりのように


次に来る言葉は何だろう
思いつかないまま
夜は深淵を彷徨って

幾通りもの道順で
言葉を紡ぎ始めて
あなたに届く夢も見て

夢見る時間は作り笑いのように
磨り減っていくのに
素敵な言葉は擦り寄っては来ない


伝わらない

だからまた言葉を追って



伝えたい心ほど
言葉を掴もうと

昨日よりも
ほんの僅かでも

喩えのひとつがあなたの方へ
投げかける言葉が
未来へ向いているように


伝わらない心だけ
僕らは言葉をつなごうとする


そうして時間はつながっていく



伝えたい言葉を連ねるように
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/23 20:00 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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