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汚れた空の下で
人を越えて街を越えて
無人機が飛んでいく

理不尽な命令に沿って
空に翼を広げていく

無人機が飛んでいく
人を乗せず冷たい計画に乗って
理不尽なプログラムを載せて

汚れた空の下で
また赤いかなしみが流れ出す

容易く傷つけるために
私は飛行を覚えたんじゃない

もうやめさせて
どうか私の翼を奪って

無人機が飛んでいく
傷つかぬ大人のゲーム画面の中を
遊び始めた子供の見上げる空へ

無人機が飛んでいく
自由と平和を歌いながら
終わりのない殺戮の向こうへ

汚れた空の下で
また濃い憎しみがあふれ出す

人を滅ぼすために
私は翼を手に入れたんじゃない

もうやめさせて
空をこれ以上汚さないで

私は飛んでいく
自分の意志とは無関係に
本当の空とはかけ離れた色を浮かべながら

あきらめない
いつかきれいな空を飛べる
いつか自由に空を飛べる

私は飛んでいく
人を乗せず思慮を持たず
人並みはずれた殺傷力を載せて

どうかやめさせて

誰か
早く私の翼を奪って

私は飛んでいく
忠実な翼で迷うことなく
命の揺れる地上を見下ろして

もうやめさせて

汚れた空の下で
また赤いかなしみが流れ出す

だから
どうかもうやめさせて

誰か
この悪い流れを断ち切って

無人機が空を飛んでいく
目となり脳となり闇の中を
人の暮らす街の上を

どうか
空をもう汚さないで
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/07/27 20:28 】 | 好きに書いた詩 | コメント(4) | トラックバック(0) |
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コメント
僭越ながら
これにて一首

世の中に
たえて戦争
なかりせば
人の心は
のどけからまし


…パロディですがw
【2006/07/27 23:03】| URL | yosuke #3iBi5bao[ 編集] |
ありがとうございます
yosukeさん、コメントありがとうございます。

ロボットは人を傷つけてはならない……
原則は幻想に変わり果てるのでしょうか。

もしも、不条理な争そいごとがなくなれば、狂った凶器は錆び付き、武器商人の畑は干からびて、そしてのどかに歌い続けることができるでしょう。
小さな歌一つで、流れを変えられるほど敵は小さくはありませんが、私たちはいまどこからでも歌うことができます。
それは何か、希望めいたものであるのかもしれませんね vv
【2006/07/28 08:55】| URL | junsora #H8Em3lUo[ 編集] |

泣き叫びながら落下する爆弾。
苦しみながら血に染まりゆく空。
人間はどれほど罪深い生き物かわかりません。
【2006/07/28 10:11】| URL | 十萌 #-[ 編集] |
十萌さんへ
十萌さん、コメントありがとうございます。

人が最初に空を目指しそれを手にした時、どんな気持で空を抱きしめたのでしょうか?
今より遥かに澄んでいて、屈託のない笑みが溶け込むほどの空だったのでしょうねvv

科学は随分と進歩し世界の距離を縮めてきたけれど、縮まらない心の距離は争いの絶えない世の中を変えていく術を持てずに、単に科学的進歩が変えていくのは傷つく者の被害の形、大きさであるとするならそれはどんなに皮肉なものでしょうか…
素晴らしい発明も、目覚しい発展も、それはいつか罪深い方向にも流れていってしまう。
それではどこか空しさが残ってしまいますねv
【2006/07/28 20:56】| URL | junsora #H8Em3lUo[ 編集] |
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