「食べる?」
忙しい時なのに…… それに 賄いは廃止になったのに……
「ありがとう」
月曜の夜 キタさんは 内緒で何かをくれる お腹が空いているので いつも遠慮なくいただく
アツイアツイ ホクホクコロッケ こっそりいただく
巡回員に見つかると 大変だから 熱いけれど大急ぎ
こんな時に限って 新しい客が押し寄せる ちっ 「きやがったか」
熱いけれど 大急ぎで食べる
ふーっ もう少しで死ぬとこだった
「ごちそうさま」
*
世情による物価上昇によりやむを得ず一部メニューを廃止させていただきます。
なんて言うのはうそ なんのことはない キタさんが退職したからです
みんな うそばっかりなんだから
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テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学
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