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炎のリレー
カムチャッカの少年が
意外にちゃっかりとしている時
みんなのチャッカマンは星に火をつける
燃える男は体中を燃やしながら
それでも何事もなかったように

星の監督の情熱は
北の監督につながれる

時折り首を傾けながら
走る走る北の監督
沿道はすっかり北のブルーに
染まったあとでキラキラと
賞賛の拍手に包まれて

世界の北の感動は
トルシエ監督につながれる

規律正しいフラットな守り
投げつけられる黒豆に
両手を広げて抗議すれば
シャンパンの香りとトルシエコール
ジャパンブルーに愛されながら

赤鬼の沸騰は
ジーコ監督につながれる

中央に集まったのは黄金の4人
人々は自由に酔いしれて
約束なんかはすっかり忘れ
サンバのリズムで踊り出し
子供のようにはしゃいだ

神様との楽しい一日は
オシム監督につながれる

ポリバレントをかき集めると
みんなが考えて走り始めた
沿道からは鋭いクロスが入ってくる
「それが人生というものでしょう」
思慮の満ちた井戸のように

深い深いオシムの言葉は
岡田監督につながれた

中華街でカキを食って
ヤクルト飲んでドラゴン退治
指一本で巨人を一蹴!
燃え上がる道頓堀では
太郎くんが空と話している

「繰り返される歴史のリレー
 さあ、これからどこへ向かおう……」


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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/04/28 13:27 】 | できそこない道 | コメント(4) | トラックバック(0) |
もういいかい
夜が目覚める頃、加藤くんは起きました。
ぐっすりと眠ったので、一つの夢のことも思い出せませんでした。
もう一生眠らなくてもいいかもしれません。
顔を洗って、バイトに出かけていきました。

「お弁当は温めますか?」
いつものように、お決まりの質問をします。

「もう、いいです……」
何かをあきらめたような、返事でした。
とても小さな声で、語尾はほとんど聞き取れないほどでした。

加藤君も、似たような気持ちになりました。
何かをあきらめたような……
人の気持ちは、よく移るものです。
あれほど眠ったというのに、もう布団の中に隠れこみたい気分でした。


「もう帰ってもいいですか?」
そう言うと、店長はとても残念そうな顔をしています。
悲しみの鬼が、どんどん移っていくようでした。


テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/04/21 12:47 】 | できそこない道 | コメント(4) | トラックバック(0) |
もう選べないキミへ
あさりとかキノコとか
もう混ぜてしまえよ

のりとか道理とか
擬音とかネオンとか
価値とか無知とか

ネクタイとか文体とか
スーツとかルーツとか
礼節とか伝説とか

どうでもいいほど
おもいものだよ

ジャンルとかカテゴリーとか
もう交わってしまえよ

成功とか栄光とか
ミスとかキスとか
ルックスとかセックスとか

会社とか社会とか
規格とか資格とか
レースとかブームとか

なげやりとは
ちがうのだよ

どうしようもなく
おもいのだよ

傾向とか対策とか
もうやめときなよ

課題とか時代とか
本性とか入賞とか
ノルマとかモラルとか

貯金とか皆勤とか
経験とか偏見とか
勝ちとか負けとか

キミの存在に比べればきっと
どうでもいいことだらけだった




生きていく道はなかったのかな








どうでもいいこととどうでもよくないことが
ときどきどうしようもなくさかさまなんです





テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

【2008/04/20 18:24 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
星の忘れ物
ロッカーの上には
夏のサーファーが置いていった
無数の星が輝いている

また戻って来るつもりなのか
それともいらないから
置いていったのか
答えはまだ
夏に閉じ込められている

いつからか星は
誰もが自由に
持ち帰るようになって
それぞれの夜を
鮮やかに照らしたり
少ししんみりさせたりしている

そんな光を
誰かに届けられたら
なんて素敵だろう……

誰もいないロッカーの前で
こっそりと手を合わせた

キラキラと
星が
一つ流れていった


テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/04/07 22:54 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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