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Author:junsora(望光憂輔)
 言葉について 心について
 自分について 人について
 空についてここにくっついて
 えらく単純に 丸く複雑に
 時に冒険的に時に休憩しつつ
 色んな形で 色んな気持ちで
 詩を求めていきます

 詩に飢えた狼はリンクフリー
 先生それは
 国語ですか道徳ですか
 さあ何でしょう何でしょう☆

 『猫と婆とそんな横顔』
 で、やはり詩を書いてます。

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2007/11/30 12:49  結果


削る前から
 答えは出ているのだ

削らなければ
 答えは出てこないのだ


僕の前には

2007/11/26 12:45  しあわせ商店街


人一人が
ようやくすれ違えるくらい
商店街は細かった

暴走する自転車はなく
誰も並んで歩くことも
できないのだ

一度流れに乗ったら
引き返すことも難しい

店が
あんまり広くなったから
道が押されて狭くなったのだ

いつかみんな
栞のように
挟まれてしまうのかもしれない

どんどん細くなる商店街は
それに応じるように
どんどん長くもなった

今日は
朝から歩いているのだけど
どこにも寄らずに歩いているのだけど
まだまだ続きそうな気がする

いつか
先生の言っていた
幸せのように
続いていきそうな気がする

ここまで歩いて来たから
まだ歩き続けたいと思う

だんだんと道は細くなって
人も少なくなってきて

歩いている
ここは

夜の上かも知れない

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2007/11/25 14:54  表裏


口では イエス

心では はあー

口では 言えず

顔では ニコニコ

噂では いい人

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2007/11/22 21:45  魔法使い


何気ないところから何かを拾って
何もないところから何かを掴んで
ささやかでも夢見れたら
魔法使いになった気がする

魔法に鈍感な季節の中で
闇より深い場所から
僕だけのインクは
夏が滲んでいくように
ゆっくりと溢れ出す

やがて
パーティーのように飛散して
小さなポエジーを生み出す
瞬間
ときめきさえ覚えながら
ふわふわと
白い絨毯に乗って飛んでいける

ほんの少し
奇跡が起きたように

少しの間だけ
魔法使いになった気がする

それでいて
世間の視線は
不思議な生き物を見るようによそよそしい
儚く消えていくものへ向けられる
憐れみや哀しみとは遠いそれは

永遠に
相交わらぬものに対して
一層安全な距離を保つように
後退しながら


それはやはり




魔法使いを見ているような

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2007/11/13 17:51  5行


校長先生

挨拶は短くするものです

簡素に手短に

話をまとめなさい

だいたい5行くらいに

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2007/11/06 19:30  弟の部屋、兄の居場所


ソファーの上で、また眠っている。
兄は、
時々戻って来るけれど、
決して長居することはない。

兄は、
元々無口だったけれど。


弟の部屋は、いつ戻って来ても、
変わらないままだった。

青と白のカーテン
昔の地球儀
古本屋のような本棚
鳴り終えたオルゴール

窓から見える家々も
流れ行く雲の形も
空の色も大きさも

何も変わらない。


一番最後まで家に残り、自分の陣地を守っていた弟と、
その遥か前にひとり立ちした兄には、
いつか遠い距離が開いていたのかもしれない。



自分の家に、
自分の居場所のない気持ち、
思い出すように、
弟は、兄を見ていた。

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2007/11/01 17:45  ある夜の静寂


皿の上にリンゴが二つ
忘れられたように残っていて
思わず懐かしくなって
ポリポリと食べた
冬のようにおいしかった

みんな疲れていた

骨を折ったり
風邪をひいたり
急に寒くなったから……
「サラ金」を読みながら
男はつぶやいた

日曜日は洗濯をする夜だ
いつからか決まっている
何もかもが
いつからか始まって
いつの間にか終わるのだ

静かな夜
BGM は空調の音
誰かが鼻をすする音
きっとクリスマスが近づけば
ヒリヒリとした夜の中に
ジョンレノンが溶け出すだろう
誰かの忘れていったラジカセの中で
繰り返し 繰り返し
今年も

小太りの警官が飛び込んできて
暴れている男はいないか
と聞いて帰った
平和に見える夜も
本当は
嘘なのかもしれない

洗濯物はビローンとなって
リンゴの皮のように
床まで垂れ下がっていた
きっと朝まで伸びているのだ

みんな疲れていた

ケセラセラと唇を動かす
愛想笑いも
どことなく冴えない

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