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これくらいの唄
「これくらいのことができなくて
何ができるの」

そうきっと
何だってできるでしょう
これ以外のことならば

これくらいはどれくらい
これくらいはどれくらい

あなたとわたしの間には
これくらいの隔たりがある

「これくらいのことができなければ
何もできないよ」

そうきっと
何だってできないでしょう
それが自分の意志に背くものなら

これくらいの葛藤が
今まで零れるくらいあったでしょう

「これくらい我慢できないで
どうするの」

そうきっと
それを自分が決めるでしょう

これくらいはこれくらい
これくらいはこれくらい

これくらいでも
自分を消し去ることはできない
これくらいが積み重なると
これくらいはどれくらいに

これくらいはこれくらい
これくらいをこれくらい

わたしは想っている
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/23 02:21 】 | 好きに書いた詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
書かない人にも読んでもらいたかった
【2007/03/23 02:05 】 | アンダー17 | コメント(0) | トラックバック(0) |
再会
数年ぶりにきみに会った

どこか懐かしいような
どこか気恥ずかしいような
昔の写真を見ているような

あの時とは
印象も変わっているし
少し痩せた感じも受ける

変わったといえば変わったし
それほど変わってないようでもある

ああ 確かにこれは自分だ

どれもこれも 自分だ


これは 自分の詩だ

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/22 23:55 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
空と夢
今にもそれは

地の底に沈んだ舞台のように
夕焼けの上から見下ろす地上が
遠くに見えた

久しぶりに空を飛んだ

昔からよく見てた夢だよ

今にも空は
壊れやすい夢の形のように
四次元の幻想曲に溺れそうだ

今にも夢は
形のない空の残骸の中で
僕と一緒に消えていきそうだ

今にもそれは

夢と空をつなぐ秘密の抜け道のように
萎んだ風船を運ぶ真っ直ぐな雲のように
不安と恐怖を和らげる風の息遣いのように

僕の前に現れて


僕はまだ夢を見ていた

今にもそれは

地の底から浮き上がった舞台のように
白と黒の織り成すどこか遠い空の上で
世界の終点を探していた

久しぶりの空の旅


昔からよく見てた夢だよ

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/21 18:25 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
いい話
『願い』

僕にも  水をくれよ
僕にも  箸をくれよ
そろそろ 気づいてくれてもいいのに  


         *
『想い』

忘れはしないよ 日々が擦れようとも
忘れはしないよ 頬が痩せ細ろうとも
忘れてもいいよ 忘れるほど幸福なら


         *
『お礼』

ありがとう 今頃になって来てくれて
ありがとう 偶然通りがかってくれて
ありがとう 今まで通りでいいからね


         *
『もういい』

貸したまま 戻らないものがある
借りたまま 戻せないものがある
貸し借りも もうどうでもいいけれど

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/21 00:53 】 | アンダー17 | コメント(2) | トラックバック(0) |
幸せ
幸せは
近くにおいしいラーメン屋があること

それに気づいたこと
店の扉が開いていること
自分の席が空いていること
元気に迎えてくれること
注文を聞いてくれること
わがままも聞いてくれること
自慢の葱があること
温かいスープがあること
思わず頬が緩むこと
空腹が満たされること
おいしいと共感できること
ひとりを大事にしてくれること
それに気づいたこと

とてもシンプルなこと

テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/20 12:16 】 | 好きに書いた詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
主役のいないドラマ
雪の消えた雪祭りを見るように
主役の消えたドラマを見ていた

主役だって休憩するのだ
脇役の活躍しないドラマはつまらないし
背景を描けないドラマは寂しすぎる

CMに入ったところでちょっと一息
登場人物はまとめて休憩に入る

ふとチャンネルを変えてみると
場面は当然のように変わり
そこには探していた主役がいた

こんなところにいるなんて

もう少しで
一度も主役に逢えないドラマになるとこだった

今度はどこを切っても
クローン羊のように主役が出てくる

主役以外はほとんど出てこない
日常のようにとてもシンプル

どこにでも主役のいるドラマだった

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/19 01:06 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
記念
はじめまして

言葉を発し始めてから
何度となく繰り返しても
決して
馴染めない言葉があります

何もかも始まりだった頃
言葉の意味は
とても単純でした


はじめまして

いつかそれが
さよならと同じ意味と知った時
やはり言葉は
逃げ出しそうでした

本当はいいのです
一度でもすれ違えることは
特別に良いことなのです

それを言葉に
残しておくことも
【2007/03/18 12:39 】 | 好きに書いた詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
後追い
ひまわり畑の中のコントラストのように
余計に孤独が深まったから
そう言って
きみは出て行ってしまった

僕も似たようなものだったけれど
そんなことをきみは知らない

僕もまた
余計な孤独を
背負い込んでしまったようだ

希望を抱いて訪れた日も
あったはずだが

それは手を振る頃には
裏返っていたのだろう

まだ後を追えない僕は
きみのようなひとこそ
本当は探しているのかもしれないのに

容易に結びつくことのできない

繊細な魂



のようなものを

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/17 09:22 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
天空の瞳
 『僕らのルール』


友達のいないきみだけが ぼくの友達

友達のいないぼくだけが きみの友達

友達のいない時にだけ  僕らは友達

 

         *
   
 『認証』


何とでも呼ぶがいい 見知らぬひとよ

何とでも呼ぶがいい わたしはわたし

何とでも呼ぶがいい もう振向かない



         *

 『天空の瞳』


あの空で きらきら光るおばあちゃん

この空で きらきら笑うおばあちゃん

どの空も きらきら命の証しかな



         *

 『アクロスティック』


愛すれば あいから始まる折句うた

愛知れば あいうえおから歌ってた

愛してた あいに始まり運で負けた



         *

 『プレゼント』


ありがとう 僕を見つけてくれて

ありがとう かくも美しく日は暮れて

ありがとう 幾年も忘れずいてくれて

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/16 07:42 】 | アンダー17 | コメント(0) | トラックバック(0) |
バナナおばさん
燃え尽きたように
バナナの抜け殻が置いてある
押しボタン式信号機

バナナおばさんの面影を
青の向こうに探している

それはきっと白い朝
穏やかな散歩の帰り道
ちょうどこの場所で
駄々をこねた子犬にすっかり気を取られて
食べ終えたばかりのバナナを
人の肩を少しだけ借りるみたいに
そこに置いたのだ

誰も傷つかないように
誰もが少しも気を留めないような場所に
朝の別れを置いていったのだ

バナナおばさんと駄々っ子のいたこの場所は
早くもやってきた春の陽気の中で
いまは横断歩道が白く光っている

信号が眩しすぎて渡れないので
このまま夕暮れを待とう

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/16 05:57 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
脱出
いつものように
私は自分の席を間違えた

別に席が混んでいるわけでもないのに
汚れた空気が吸い込まれるように
私は空いている席についた

後から来た人が近くの席に落ち着くと
当然のように指先で白い棒を挟み
やはり白い煙を吐くのだった

プカプカと吹かすほどに
流れる雲の輪は偏西風に乗って
全部私の方へ流れてくる

おかげさまでおいしく吸い込めば
チカチカともうたまらなく
降り出しそうになるのだった

また新しい人がやってくると
指先でイラッとする小気味良い音を立てた

また次の人がやってきて
カチカチと火打石のようにやらかした


私の居場所は
悪意のない人たちの黒さに
すっかり毒されている

私は脱出する

一番先に来た私が
ここでは出て行くべき立場なのだ

気がつけば
いつの間にか混雑し出した通路の中で
私は咳き込んでいた

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/15 08:46 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
コンテスト
赤裸々な現実が
この夜を
酔えない夜にしていた

脚光を浴びることのない夜が
どこまでも深く沈んでいき
やがて落ちるところに落ちた

自分に何かが足りなかった
言い聞かせるように
自分を楽にしようとする

凹むことに慣れていけば
凹まない心になれるのかな
などと嘯きながら

夜明けの時が
コンテストのように
明暗を分けていく

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/14 00:42 】 | できそこない道 | コメント(2) | トラックバック(0) |
鳥人間テスト
もしも
あなたが人なら
あなたの言葉に耐えられない

だからあなたは
今は鳥だ

もしも
あなたが人なら
あなたの態度に耐えられない

だからあなたは
今は鳥だ

もしも
あなたが人でないなら
わたしは人でいられる

だからあなたは
今は鳥だ

わたしは人の想像力で
あなたを鳥に置き換える

もしも
あなたが人なら
わたしは人でいられない

だからあなたは
今は鳥だ

鳥よ
あなたに本当は
悪意などないのだ


人として
言っておく

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/13 17:33 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
顔色
初めて水面に触れる時のように
少しの恐ろしさと好奇心から
あなたに顔を貸してから
私は自由になりました

記念写真も撮らずにすんだし
ポーカーをするのも平気だったし
もう誰に貸す心配もなくなったから

薄っぺらい幽霊のように
背後へと回る必要もなかったし
私は堂々と存在を消せました

批評家たちから
顔が見えないと
当たり前のことを言われても
私は変えるべき色を持たなかったし

どんなに悪いことをし続けても
誰も私の似顔絵を書かなかったし
誰も私を追いかけてきませんでした

だけど私は
顔のない自由に
そろそろ疲れたようです

三センチばかりの炎を貸すように
淡くやさしい好奇心から
あなたに顔を貸してから
私は透明な灰色になりました

どうか返してください

声にならない声で
明日私が告げる時

あなたは
とても怖い顔をするでしょう

顔が見えないのをいいことに

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/11 13:18 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
スタンド
三銃士のように
男は三人正しく横並びに
立っていた

午後に咲く花のように
少し暇そうに だけど
肩幅よりも足を広げて
穏やかな時間に対して
巧妙にバランスを取って
立っている

絶滅の時代が続き
ガソリンの需要は
めっきり少なくなったというのに
取り残された生き物のように
抵抗できない時間の中で
動かない

そうして夕焼けが近づいた頃
ごく自然の成り行きのように
男たちはアルファベットのAに変わった

三つ並んでひとつの評価を得ようとするように

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/08 20:23 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
聞き上手
コンビニがあると聞いて
角を曲がるが
一向に見えてこない

説明の通りに
一つ目の角をすぐ左に
二つ目の角を右に
真っ直ぐ行けば ほら

ない

コンビニは逃げないから
ここらにあるはずなのに

私はもう一度引き返して
もう一度聞き返す

意外に私は
人の話を聞くのが好きだ

同じことを 
何度も繰り返して

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/07 01:06 】 | できそこない道 | コメント(2) | トラックバック(1) |
とめてください
漢字の部分を書き終えると
残すところ住所は
数字の部分だけで

残り3秒くらいで
書き終えるつもりだったが
指は止まらなかった

8164062862089986280348

見たこともない桁の数字が
紙の上を滑っていき

私は数式を解くロボットのように
数字に操られている

9375105820974944592307

どうしようもなく繰り返される運動
冷徹に連鎖する数字はまるで


雪の暗号だ


誰にも理解されることはない


4338327950288419716939
1415926535897932384626…

紙面が尽きたところで
指は私に戻ってきた


「随分遠いところにお住まいですね」

フロントマンが猫のように微笑む



久しぶりに 人の微笑むのを見た

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【2007/03/06 00:06 】 | できそこない道 | コメント(4) | トラックバック(0) |
ベルベットパス
パスを受けようとフリーでいた僕に
どけと言ったのは味方だった

味方からの言葉は
どんなに恐ろしい敵の攻撃よりも
時には 深い

広いピッチの中には
色んな人種がいて
時には わかり合えない

あの頃
一番下手だった僕に
いつもパスを出してくれていた
きみのことを 

今頃
よく思い出すようになった


きみのように いきたいとおもって

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【2007/03/05 00:18 】 | できそこない道 | コメント(2) | トラックバック(0) |
ミーちゃん
酒だ酒だ酒持って来い
大地が裂けるような声で父が

だからミーちゃんは
教室で習った
フラメンコを踊り始めました

そんなもんじゃない
酒だ酒だ酒持って来い

そんなもん?
ミーちゃんは言葉を失って
出て行ってしまいました

酒だ酒だ酒はまだか
父の叫び声が響きます

ミーちゃんの耳には
南国の音楽が響いています

マーちゃんが証人です

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【2007/03/04 23:43 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
さよならじゃない
ドアが閉まると
私はホームを見ていた

みんなが一斉に手を振っている
あまり仲良くなかったはずの人たちも
みんなみんな 私の方を向いて

別れの時になると
急に人は優しくなったりする
あるいは本当は好かれていたり

私も手を振ると
外の人はより一層強く
何かを訴えかけるように

そうだ
私は乗るべき電車を
間違えていたのだ

私は電車から
罪人が引きずられるな騒動で
助け出された

もう少しで
間違った方向へ進んだ私を
みんなは必死になって止めてくれた

そんな人たちと

まだ離れたくはなかった

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【2007/03/03 08:10 】 | できそこない道 | コメント(2) | トラックバック(0) |
金曜のラストオーダー
確かにこれはライブ
この先どうなるかわからない
競争 跳躍 演技 
何と表現しようとも

確かにこれはライブ
火星の大地を揺るがすような
祭典 舞踏 競演
賑わいは栄華を極めて

確かにこれはライブ
今変わり続ける 色 音

確かにこれはライブ
今変えられる 空気 熱量

確かにこれは
今しか見えないライブ



突然ラストオーダーを告げに
アンドロイドがやって来たが

僕らは何も言わずに
足早に店を出てエレベーターに乗り
地上に向かって降下を開始した

美しい店だったけれど
あんなに早く終わるものとは思わなかった

ビルを出て交差点まで歩くと
週末まで生き抜いた人々が
オーロラビジョンの中に
映し出される末期の地球のモノクロームを
遠い故郷を眺めるように見つめていた

誰一人 何も言えずに

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/02 21:29 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
パッケージ
改装した後の店内は
床がピカピカとして綺麗だ
モカとパンとチョコを手にして
レジに並ぶ自分は三番手

私の横にはひな祭りが並んでいて
平静を装った顔が痛々しい
どこかで見たような
それは二月
逃亡の道を落ち延びてきた
鬼の面影だろうか

レジを待つ間にも
この季節は過ぎ去っていくようだ

春のパン祭りのハガキをもらって
見えないくらい透明な自動ドアを潜る

真新しい太陽が
しわひとつないスーツに反射して
照れくさそうに光った

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/01 23:13 】 | できそこない道 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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