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猫の授業
今にもそれは
化学を学ぶ化け猫のように
けばけばしくなって

今にもそれは
雑学を学ぶ野良猫のように
優雅な仕草で

今にもそれは
語学を学ぶ三毛猫のように
世界を股にかけて

今にもそれは
帝王学を学ぶボス猫のように
胸を張って

今にもそれは
驚愕を学ぶ子猫のように
目を見開いて

今にもそれは
方角を学ぶ迷い猫のように
あちらこちらで

今にもそれは
あきらめを学ぶ老い猫のように
ゆったりと落ち着きながら

今にもそれは始まりそうだ
月夜の教室の中に
猫のチャイムが聴こえてきそうだ
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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/07/31 17:59 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
空と夢
今にもそれは

地の底に沈んだ舞台のように
夕焼けの上から見下ろす地上が
遠くに見えた

久しぶりに空を飛んだ

昔からよく見てた夢だよ

今にも空は
壊れやすい夢の形のように
四次元の幻想曲に溺れそうだ

今にも夢は
形のない空の残骸の中で
僕と一緒に消えていきそうだ

今にもそれは

夢と空をつなぐ秘密の抜け道のように
萎んだ風船を運ぶ真っ直ぐな雲のように
不安と恐怖を和らげる風の息遣いのように

僕の前に現れて


僕はまだ夢を見ていた

今にもそれは

地の底から浮き上がった舞台のように
白と黒の織り成すどこか遠い空の上で
世界の終点を探していた

久しぶりの空の旅


昔からよく見てた夢だよ

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/03/21 18:25 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
朝のバス
今にもバスは

色めいた朝の中で
雨の滲んだアスファルトの上に
むくむくと浮き上がりそうだ

今にもバスは

猫の抱えたハンドルで
荷物を抱えた朝の群れを
置き去りにしそうだ

今にもそれは

題名のない宿題のように
何の問題もなくなりそうだ

今にもそれは

タペストリーを聴きながら
ボタンを縫い付ける
おばあさんのように

ポケット詩集を読みながら
道を訊いて回る
少年のように

今にも今日が

平らに慣らされた平日のように
揚げ足だけをとらない銀の糸のように
落ち着きの内に始まりそうだ

今にも猫のアクセルは

乗り遅れたステップを
振り返らずに
気ままに旅立ちそうだ

ねえ 運転手さん

今日は時間よりはやいですよ
【2007/01/24 01:00 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
離れ行く空
今にも空は
薄っぺらいビルに反射して
跳ね返りそうだ

今にも空は
普通の人々の抱える無数の哀しみを包み込んで
青と白の祈りの中で光の協奏曲を奏でそうだ

今にもそれは

空の中で寝静まる熱情のように
手の中を離れていく月のように

変わらない空は
アシストの連鎖のように
朝も夜も昔も今も変わり続ける街並みを見守っている

空と街をつなぐ手が不条理な力で離されて
見えなくなるように

今にもそれは

水色のシャツを着た雲のように
海底から見上げた稲妻の光のように
森を潤せなくなった大人しい雨のように

今にもレトリックな空は
僕らの言葉を奪っていきそうだ

今にもそれは

雲の中に隠れてしまいそうだ

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/10/27 19:52 】 | 今にも詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
七の物語
今にもそれは

街角の7のように

七つのボールの輝きのように

七つの海を渡るカブトムシのように

七色の虹を描く透明なペンのように

七人で作られる二人一組のように

七人の侍の持つそれぞれのプライドのように

七の月に流れる祈りの雨のように

今にもそれは

飽和しない七の連なりの先で

たまごは茹で上がりそうだった

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/10/27 18:59 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
夏らしい夏
今にもそれは
コイントスで裏返る夏の欠片のように
同じ曲とクーラーをかけすぎた部屋の中で

夏らしさとなってやってくる

今にもそれは
吊り下げられたハンモックから滑り落ちる夏の雫のように
強い炭酸と優しい言葉をききすぎた波の外で

そして夏らしい夏がやってくる

夏の炎にひかれていく
恐いけれど近づいて
破滅するかもしれないけれど
近づかずにはいられない

今にもそれは
夏が来れば思い出す夏のように
ハードな季節を越えるハードルのように
ハートフルな夜に降り注ぐ豪雨のように

今にもそれは
祭りの後の静けさを見つめる夏風のように
花火の終わりに微笑んで咲く夏花のように

そしてまた夏がやってくる

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/08/02 21:16 】 | 今にも詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
喪失感
今にもそれは

弱音を吐く龍のように

宇宙人を信じない宇宙人のように

遺憾の意を唱えない大臣のように

今にも幻のように

消えていく
【2006/07/24 18:17 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
今にもそれは
今にもそれは
詞のない歌のように
置き場のない物置の中の
自分のように

ただ いるだけで
自分を見失っていく

好きな言葉
羽のない言葉のように
赤く染まった
繰り返される言葉のように

今にもそれは
魂の抜け殻のように
抜け殻に住み着いた
昆虫の 鳴き声のように

いつかそれは
小さな 大失恋の中の
少年のように

ただ いるだけで
自分を見失っていく

今にもそれは
突き刺さりそう

見つけてほしいと
願いながら
【2006/06/13 21:57 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
猫に言葉
今にもそれは夜空を駆ける猫のように
猫にかける言葉のように
優しい感じ

今にもそれは車道を横切る猫のように
猫にかける言葉のように
激しい感じ

今にもそれは歴史を紐解く猫のように
猫にかける言葉のように
気難しい感じ

今にもそれは星を追っかける猫のように
猫にかける言葉のように
楽しい感じ
【2006/05/18 17:27 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
縮小
今にも私は

箱の中の手紙のように

手紙の中の余白のように

余白の中の自由のように

精一杯の自由のように

だんだん小さくなっていく
【2006/05/10 01:44 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
記憶
今にも記憶は

釣り糸の切れた釣竿のように

釣竿を忘れた釣り人のように

釣り人の消えた海のように

海を忘れた魚のように

飛んでいきそうだ
【2006/04/24 19:35 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
今にも詩
今にも空は

やり場のない怒りのように

火事場のない火消し役のように

役者のいない芝居のように

芝の抜けたピッチのように

泣き出しそうだ
【2006/04/10 12:46 】 | 今にも詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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