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今にもそれは
街角の7のように 七つのボールの輝きのように 七つの海を渡るカブトムシのように 七色の虹を描く透明なペンのように 七人で作られる二人一組のように 七人の侍の持つそれぞれのプライドのように 七の月に流れる祈りの雨のように 今にもそれは 飽和しない七の連なりの先で たまごは茹で上がりそうだった |
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今にもそれは
弱音を吐く龍のように 宇宙人を信じない宇宙人のように 遺憾の意を唱えない大臣のように 今にも幻のように 消えていく |
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今にもそれは
詞のない歌のように 置き場のない物置の中の 自分のように ただ いるだけで 自分を見失っていく 好きな言葉 羽のない言葉のように 赤く染まった 繰り返される言葉のように 今にもそれは 魂の抜け殻のように 抜け殻に住み着いた 昆虫の 鳴き声のように いつかそれは 小さな 大失恋の中の 少年のように ただ いるだけで 自分を見失っていく 今にもそれは 突き刺さりそう 見つけてほしいと 願いながら |
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今にもそれは夜空を駆ける猫のように
猫にかける言葉のように 優しい感じ 今にもそれは車道を横切る猫のように 猫にかける言葉のように 激しい感じ 今にもそれは歴史を紐解く猫のように 猫にかける言葉のように 気難しい感じ 今にもそれは星を追っかける猫のように 猫にかける言葉のように 楽しい感じ |
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今にも私は
箱の中の手紙のように 手紙の中の余白のように 余白の中の自由のように 精一杯の自由のように だんだん小さくなっていく |
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今にも記憶は
釣り糸の切れた釣竿のように 釣竿を忘れた釣り人のように 釣り人の消えた海のように 海を忘れた魚のように 飛んでいきそうだ |
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今にも空は
やり場のない怒りのように 火事場のない火消し役のように 役者のいない芝居のように 芝の抜けたピッチのように 泣き出しそうだ |
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