スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告 |
広さの果てに
華やかな世界に
暗がりを連れて紛れ込んで

迷子のように靴を見ながら
強がりの消えた言葉を吐く

宇宙なんて
見なければよかった

きみの遠さ
知っただけで

穏やかな世界

そこにいることもできたのに
スポンサーサイト
【2007/02/10 09:29 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(2) | トラックバック(0) |
檻の中の空
檻の中に檻があるから
檻の外の空は
やはり檻の中にあった

ひび割れた
プラスチックの水槽の中に
海があって

そこから見上げた空は
やはり本物の空ではなかった

囲われた空
みせかけの青と
気休めの自由で塗りたくった
ちっぽけな空は

紙飛行機さえも
夢を運べなかった

いつ

こんな空を選んだだろうか

テーマ: - ジャンル:小説・文学

【2007/02/09 19:57 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
気まぐれ翻訳機
僕は
きみの言葉が
わかっていない

一語一語は
わかるけれど

それをつないだ時には
もうまるでわからなくなる

世界に伝わるようには
うまく言葉にできない

僕は
きみのことが
わかってしまう

一語一語は
わからないけど

それがつながった時
なぜかわかったような気がする

きみの顔が浮かんでくる

世界に伝わらない輪郭で

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/02/07 12:11 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
最後の最初
初めて僕の目の前で
両手を広げて座っていた
近づいてそれを親だと思った

初めてみた人は
なぜか僕を追いかけてきて
人は追いかけてくるものだと思った

初めて食べた茄子は
腐っていたから
茄子は食べれたもんじゃないと思った

初めて笑った友達は
間もなく引っ越していってそれっきり
もうそれっきりなんだなと思った

初めて見た夜は
星も夜の中に隠れ込んでいて
夜はただ黒いものだと思った

初めて読んだ本は
悪者がいっぱい出てきて
だけど最後には皆死ぬんだなと思った

淡く曖昧な言葉のように
印象は不正確な鮮明さで
それはそのまま最後まで
持っていくこともできるし

だけど一通りの宇宙の読ませた学び舎は
短くも長くもある月日においていかれる頃になって
幾多の誤解に覆いつくされた虚構のように
古びた地図の上で部分的な真実は幻想と交錯して

うそだ
本当だ
無意味だ
大切だ

初めて僕が死にゆく時に
一番残っている何かが
やっぱり気づかせてくれる

初めて僕が僕であることを
もう忘れてもいい時になって
やっと初めて訪れるのだろう

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/02/04 01:29 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
恋の魔法
きっと
世界で一番
かわいく見える

それは詩を書き終えた頃のように

恋する瞳の中では
誰よりも
輝いて映る

だけど時間を置いてごらん
ふと 我に返れば

なんだこんなものか……

あんなに熱く想えたのに
あんなに輝いて見えたのに

消えてしまった

魔法がとけたように


きっと
世界で一番
酷い気分になる

それは詩の海に溺れてしまったように

包まれている時は
他人よりも
輝きが見えない

だけど時間を置いてごらん
ふと 我に返れば

なんだこんなに想いが……

あんなに熱く思えたのに
あんなに不自由に思えたのに 


消してしまいたい


魔法が溶け出したようだ

テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/02/03 09:18 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(2) | トラックバック(0) |
例外はないと言い切ってみる
何かを言い切ったその瞬間
何か問題が解決したみたいに
すがすがしい気持になるけど

でも逆もあるんじゃないかって
すぐに思えてきたりして

すべての物語に終わりがあると言った次の瞬間
でも終わりのない物語もあるのかもしれないとか

世の中に絶対はないと言った次の瞬間
絶対的な何かを探して歩き始めていたり
だから絶対勝てよとか言ったりして

僕は馬鹿なのかもしれないし
平凡なだけなのかもしれない

でもそんなあやふやな言葉ばかりでは

なんだか心細いけど
【2007/01/24 03:00 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(2) | トラックバック(0) |
見知らぬ隣人
あなたは誰
なぜ隣に
座っているの

怖い

僕はもう怖い

何も望まず
何も語らず

なぜ僕を見てるの

眩しい
闇のように

僕はあなたを知らない
僕はあなたを見ない

逃げる

僕はもう逃げる

透明な道に出た

ヘッドフォンをはずせば
雨音が街の合唱と
重なりつつあるイマージュを
必死に打ち消していた

コインが
ポケットの底で
ジャブジャブと鳴いた

雨の上を
歩きながら
夜を聴いていたけれど

何も言わない声で
あなたが隣で見ていた


逃げられないんだな

生きている限りは

見知らぬひと


死が 僕を見ていた

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/16 19:04 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(2) | トラックバック(0) |
雨ときみの唄
雨が暗くした
部屋の中
僕はひとりで

雨を聴きながら
フォークロックを
耳に当てている

どちらも選べない
孤立した世界
きみと雨と僕の関係

雨が弱まると
きみが近づく

いまとは違う
懐かしさは
雨のように大きくて

きみが弱まると
雨がよく入り込んでくる


雨ときみを同時に受け入れている

もうすぐ眠りに落ちるんだ

雨がいよいよ激しさを増して
きみがだんだん
か細くなっていく

やがて
満たされる

やがて
満たされた

雨に
雨に
雨に


僕は雨に落ちた


もう遠い



きみは小雨のように

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/15 00:29 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
静寂
もうだめだとわかってからも

きみの戻らない抜け殻を

何秒間も見つめていた

もうだめだとわかった後も

一秒過ぎるごとに

もうだめなんだとわかってきた

一秒一秒が

重くのしかかってきて僕を責めた
【2006/12/13 00:04 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(2) | トラックバック(0) |
画面が消えて
疲れた頭の中に
何も浮かばなくなって
手を休めたら

汚れた画面の上に
確かに浮かんでた文字が
一斉に消えて

指紋がいっぱい
埃がいっぱい
浮いて見える

手を止めた時
見えてしまうものがあって
寂しくなることもあって

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/09 19:19 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(2) | トラックバック(0) |
最も暗く輝く場所
あの場所に

もう一度かえれるのなら


ある者は最も輝いていて

だからある者は

最も暗く落ち込む場所


あの場所に

光を憶えている者は

もう一度帰りたいと思うのだろう


もしもあの場所に

もう一度かえるなら


復讐にもえてみせるのだ

不甲斐なかった自分自身に

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/07 19:02 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
わからない
わかっているさ
響くものはなかったと

わかっているさ
何もつくりだせなかったと

わかっているさ

この詩はすぐに消えていくと

この詩はただのつぶやきだと

この詩はもはや過去のものだと

この日々は

痛みも感動も

記憶も想い出も

すぐに更新されていくと

わかっているさ
ただのリフレインだと

わかっているさ
ただのリフレインだと

わかっているさ

わかっているさ
ただのリフレインだと

わかっているさ
ただのリフレインだと

わかっているさ

わかっているさ

ただそれを紛らわせたいのだと

わかっているさ
残るものはなかったと

わかっているさ
つくりものの世界だと

ただそれをつなぎとめたいのだと

ただそれをわかりたくはないのだと

わかっているさ

自分で言わなくても

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/06 20:40 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
それが何か
「それ」が何かを答えなさい

僕は文章を遡って
頭をかきむしって
「それ」にあたる場所を探した

「それ」が何かを答えなさい

僕らは問題の黒い部分を
行間の白い隙間の部分を

何度も何度も行ったりきたり
「それ」の指し示す何かを
考えられる限りに
時間の許す限りに

それはもう必死で
頭が真っ白になるくらい考え

だけど

いくら探しても
「それ」が何かはわからなかった

僕らはわからないままに
それぞれに思いつく「それ」で
空欄を埋めた

皆自信なさそうに
「それ」について振り返った

「それ」が何かを考える問題

問題を作った先生も
「それ」が何かはわからなかった

だから先生の赤ペンは色を失ったまま
どれもが正解のようでもあり
どれもが間違いのようでもある
多彩な色を放つ回答の上で浮いていた

「それ」が何かを答えなさい

結局その問題は先生の宿題に変わった

それからしばらくして
先生は家にこもるようになった

一年過ぎてテストも先生も戻らなかった

それから何年もの間
それは僕らの話題には上らなかった

それなりの日々
それなりの生活の中で
それはもうきれいに忘れていいものだった

それがなぜか
いま僕は思い出している

それが不思議と
いま気になって仕方がない

それは何だったろう

答えのない問いを追いかけるには
僕らはもう12月を迎えすぎている

だけどいまは
もう一度考えてみたいと思う

同じ迷路を何度も彷徨って
もうどうでもいいやというくらい

それだけ考えても
結局わからなかったというくらい

それくらいに思えるように

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/05 17:41 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
詩にのぞむ
読み終える頃には
ふっと優しくなれるような
そんな詩が書けたらいいな

笑われても泣かれてもいい
気難しくても見易くてもいい

ふっと目を閉じてしまうような
いつもそんな詩が書けたらいいな

命を吹き込むことは難しい

だけど
ふっと優しい気持ちになれるような
そんな詩が書けたらいいな

短くても長くてもいい
共感されてもされなくてもいい
何かを語っていても語っていなくてもいい

ふっと笑みがこぼれるような
いつかそんな詩が書けたらいいな

その時僕は
ふっと笑うことができるのかな

愛を吹き込むことは難しい

だけど
ふっと雲の切れ間から
優しさが零れるような

そんな詩が書けたらいいな


優しくはない僕が

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/04 20:34 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(2) | トラックバック(0) |
詩・唄・詞
詩がなくても
唄がなくても
人々は生きていける

詩がなければ
唄がなければ
人は生きていけない

きみも
ぼくも
そんな人だ

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

【2006/12/01 01:30 】 | 矛盾ファンタジア | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ホーム | 次ページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。