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華やかな世界に
暗がりを連れて紛れ込んで 迷子のように靴を見ながら 強がりの消えた言葉を吐く 宇宙なんて 見なければよかった きみの遠さ 知っただけで 穏やかな世界 そこにいることもできたのに |
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檻の中に檻があるから
檻の外の空は やはり檻の中にあった ひび割れた プラスチックの水槽の中に 海があって そこから見上げた空は やはり本物の空ではなかった 囲われた空 みせかけの青と 気休めの自由で塗りたくった ちっぽけな空は 紙飛行機さえも 夢を運べなかった いつ こんな空を選んだだろうか |
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僕は
きみの言葉が わかっていない 一語一語は わかるけれど それをつないだ時には もうまるでわからなくなる 世界に伝わるようには うまく言葉にできない 僕は きみのことが わかってしまう 一語一語は わからないけど それがつながった時 なぜかわかったような気がする きみの顔が浮かんでくる 世界に伝わらない輪郭で |
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もうだめだとわかってからも
きみの戻らない抜け殻を 何秒間も見つめていた もうだめだとわかった後も 一秒過ぎるごとに もうだめなんだとわかってきた 一秒一秒が 重くのしかかってきて僕を責めた |
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疲れた頭の中に
何も浮かばなくなって 手を休めたら 汚れた画面の上に 確かに浮かんでた文字が 一斉に消えて 指紋がいっぱい 埃がいっぱい 浮いて見える 手を止めた時 見えてしまうものがあって 寂しくなることもあって |
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あの場所に
もう一度かえれるのなら ある者は最も輝いていて だからある者は 最も暗く落ち込む場所 あの場所に 光を憶えている者は もう一度帰りたいと思うのだろう もしもあの場所に もう一度かえるなら 復讐にもえてみせるのだ 不甲斐なかった自分自身に |
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詩がなくても
唄がなくても 人々は生きていける 詩がなければ 唄がなければ 人は生きていけない きみも ぼくも そんな人だ |
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