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「靴をお脱ぎください」
反射的に出る言葉は 時々まるで無意味だ 真っ直ぐ上がって来たのは 裸足の犬だったのだから |
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好きか好きじゃないか
あなたはこの瞬間に この瞬間で決めるのです 迷っているようですね もう一度聴きますか? |
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レジ袋はいらないというと
1円をくれるという 1円はいらないと返したら レジ係の人はレジ袋をくれた レジ袋はいらないと僕はいった |
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最初に食べた茄子は
きっと腐っていたんだと思う 平気になるまでかかった 長い長い時間 口惜しい時間 |
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バナナも
チーズも アンパンも 3になってしまった アホになれるとばかりに |
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はいかいいえではなく
自分の好きに答えられるというのに なぜか重たくなるのはなぜだろう 「趣味は何ですか?」 一番好きなものは簡単には言えない |
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眠れない夜は
過去の筋書きなんか忘れて 『4400』を見つめていよう 何だかわからないうちに…… ああ、確かに 特殊能力だよ |
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「忙しいから上がってきて」
僕はタコのように駆け上がる 「忙しいから下りてきて」 僕はタコのように駆け下りる 燃え落ちていく |
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僕が知らない人だから
僕が知らないことをたくさん話した 僕はそろそろ黙らなければならない 僕が話せたのは 僕を知らない人だったから |
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「このままでよろしかったでしょうか?」
いいえ あなたに会うのは初めてです はい きっと、そのままで |
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雨は
もう降り始めている まだ届いてはいないけれど 僕は見てるんだ あなたの空色を |
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キミが呑み込めなかった言葉は
電子レンジで温めなおされて 新しく訪れる人のテーブルに届く 新しい言葉を装いながら 次から次へと嘘が並べられていく |
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朝 鏡をみると
ニワトリになっていた 「コケコッコー!」 日本語で言ってみる 4時30分 |
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「見ている」
うそか本当か 背を向けた父が言う だからずっと 切れないものがあるんだ |
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僕はあなたが嫌いです
嫌いな理由は 全部 僕の中にあります だから僕は嫌いです 本当は 僕が |
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