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キャラメル
その甘いお菓子は
凝縮された
4月と5月

その硬いお菓子から
溶け出してしまう
最後のみじかい夏

先のことがわからないから
人は
準備をし、約束をし、プレゼント
してしまう

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テーマ: - ジャンル:小説・文学

【2010/09/08 15:42 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
とにかく風のことを描いていた

風を

想い、信じ、案じ、称え、受け入れ、愛し、聴き、妬み、望み、
羨み、呪い、頼り、待ちわび、憂い、慕い、尊び、蔑み、迎え、
歌い、

もっと、もっと、もっと、
白い
カーテンを見つめている


テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

【2010/09/08 12:26 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
書くだけのこと
喉の厄介なものを取り除いた後

あなたは少し微笑んだように見えました

うれしそうに 微かだけど 微笑んだように

*

ここに窓はありません

悪い噂が入ってこないように

なっています

ここにドアはありません

いつでもあなたを助けられるように

なっているのです

*

ほとんどしゃべれないはずなのに

知人の退院の知らせを聞かされたあなたは

微かな息で よかったと確かに言いました

今度はお父さんの番 わかる? あれは誰?

あなたは僕を優しい目で見つめて

兄と僕の交じり合ったような名前を呼びました

お父さん とても惜しかったです

ほとんど 正解みたいなものでした

*

愛することは かなしみも一緒に背負い込むことです

しあわせの中にはかなしみも一緒に含まれています

*

物語の中ではいつもあなたに逢うことができます

何度も何度も読み返して

あなたに逢いに行くことができます

僕は言葉を使って あなたを不死のものにすることにしました





【2010/08/09 17:21 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
タスポ
自販機の前で
外国人は待っていた

いつまで待っても
何も出てこない

だから外国人は
待ち続けて

やがて
頭の上に白いものが積もった

かわいそうに

百害あって一利なし
ああほんとうだね

テーマ:詩・ことば - ジャンル:小説・文学

【2009/09/14 14:29 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
詩人たちへ/全肯定メッセージ
自分は自分ではなくなったのか
元々自分と思う自分は
思い込みの自分だったのか

自分という生き物を
もしも客観的に見ることができれば
どんなに良いか
あるいはどんなに恐ろしいことか

詩を書く元気がなくなった時
なおさら必要なのが詩であるのに
昨日まで書いてきたことや生きてきたこと
すべてが信じられなくなってしまう


「何でもない何かを書き続けても何も意味がない」

またあなたに打ちのめされた言葉がよぎる

すべてを否定された僕は
大海を失った漁師のように
途方に暮れていた

押し寄せてくるかなしみに任せて
泣きながら狂ったように
象の詩を書かなければならなかった

ただ
がむしゃらなだけな詩が
なぜだか今の自分を励ましたりして

何かが書けそうな気がしてくるのだ
前向きなメッセージなんてなくても

何もなくたっていいじゃないか

といってみるとなんだ
ひどく
前向きに響いてしまうけれど


何でもなくたっていいじゃないか

それでも僕は 生きて いるぞ

僕らは

僕も

僕も

僕も


ああ そうだね



テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/12/07 18:18 】 | 好きに書いた詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
真っ白じゃなくなるまで
僕はここで
死んでしまうのかもしれない

真っ白いノートの前で
僕は最後のひとりだ

真っ白いノートは
最初のまま
いつまでも真っ白い

僕のせいだ 僕が
それを望んでいるからだ
世界がひとつも変わらないことを
望んでいるからだ

真っ白いノートを
見つめたまま
僕は逃げたくて だが
先生が逃がしてくれなくて
何時間も 何時間も

何一つ
作り出す心がないのに
最初の一文字を書き始めるなんて
うそだ うそだから書かない

真っ白いノートは
いつまでも真っ白なのに
窓の外はいつからか
黒く染まり始めている

ああ 本当に
逃げられないんだ

怖くなって 僕は
うそをついた

「やればできるじゃないの」

僕は うそ笑いでこたえた
気持ちが悪くなった




   *

僕はここで
死んでしまうのかもしれない

真っ白いノートの前で
僕はひとりだ

あの日と同じように
何も浮かんでこない

もう先生はいなくなって
いつでも逃げ出せるけど
深い闇の中にいても
大丈夫 今は
世界が変わってゆくことを望んでいる

ゆっくりと
きっと

僕はここで
死んでしまうのだろう

心から笑えることなど滅多とない

この場所で
ずっと
生きていくのだ

いつかは
きっと



真っ白じゃなく

なるまで


テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

【2008/11/01 09:55 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
迷走
シミズ

シミズ

次は シミズ

窓の外を知らない名ばかり流れる

知らない

知らない

ひとの名前なんか いつも


不安に突き動かされて降りた

知らないホーム

目的地行き列車が入り込んでくる


行き先だけ

知ってる



テーマ:詩・ポエム - ジャンル:小説・文学

【2008/08/26 19:13 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(1) |
さよならの記憶
キミの声が届かなくなって
もうずいぶんたちましたね

いったいキミに何が
あったのでしょうか

何もなければいいのだけど

キミの声が届かなくなって
もうずいぶんたちましたね

キミと僕との間に
いったい何が
あったでしょうか

あるいは何がなかったでしょうか


キミの声が届かなくなって
もうずいぶんたちましたね

僕は元気です
キミも元気だといいな

もうすぐ太郎くんが
お別れだそうです

当たり前のように
そこにいた頃と変わって
急に
みんなが集まってきて

わいわい言ってる

キミの声が届かなくなって
もうずいぶんたちましたね

噂によると
キミは変わらず元気だとか

今年も七夕は
7月7日
たったの一日です

好きすぎたものは去らなければならない

願っても 
願わなくても

キミの声が届かなくなって
もうずいぶんたちましたね




時々まちがって キミの声が届いてしまうのは

さよならの記憶が
見つからない
からです


どこにも






どこにも





テーマ:恋愛詩 - ジャンル:小説・文学

【2008/07/28 18:59 】 | 好きに書いた詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
正解探し
キミの言葉
違うんだって
正しくないんだって

正しいって
何だった
さあ、ね

でも、僕
わかるよ 
キミの言葉

でも、僕
好きだよ
キミのこと


キミの歌


テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

【2008/06/24 17:17 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
いじめじゃないよね
いじめじゃないよね
たまたまだよね
僕たち仲良いよね

いじめじゃないよね
まさかキミまで
僕を攻撃しないよね

いじめじゃないよね
勢い余って
椅子が飛んでしまったんだよね
そしたら偶然
僕の足の上に落ちて
小指の爪の先から赤い何かが
流れてきただけだよね

だから
いじめじゃないよね

いじめじゃないよね


ほらキミは
こんなに笑ってる



テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

【2008/06/01 20:00 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
もう選べないキミへ
あさりとかキノコとか
もう混ぜてしまえよ

のりとか道理とか
擬音とかネオンとか
価値とか無知とか

ネクタイとか文体とか
スーツとかルーツとか
礼節とか伝説とか

どうでもいいほど
おもいものだよ

ジャンルとかカテゴリーとか
もう交わってしまえよ

成功とか栄光とか
ミスとかキスとか
ルックスとかセックスとか

会社とか社会とか
規格とか資格とか
レースとかブームとか

なげやりとは
ちがうのだよ

どうしようもなく
おもいのだよ

傾向とか対策とか
もうやめときなよ

課題とか時代とか
本性とか入賞とか
ノルマとかモラルとか

貯金とか皆勤とか
経験とか偏見とか
勝ちとか負けとか

キミの存在に比べればきっと
どうでもいいことだらけだった




生きていく道はなかったのかな








どうでもいいこととどうでもよくないことが
ときどきどうしようもなくさかさまなんです





テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

【2008/04/20 18:24 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
エル・おおさか
エル大阪に着いた
約束の三時には
一時間あった

時間になるまで
私の居場所は
訪れない

だから私はグルグルと
エル大阪の周りを
回る

坂の多い町

エル大阪を忘れないように
遠くに行き過ぎないように

歩く
回る

一周して帰って来ると
約束の時間は
まだまだ遠い

だから私はもう一度
エル大阪の周りを
回る

制服の少女
黒いスーツの男たち
老若男女
行き交う人々の中を

歩く
回る

大昔
打ち上げられた衛星のように

再び帰って来ると
約束の時間には
まだ早い

だから私はもう一度
エル大阪を
回る

ちらしを配る人がいる
成功率は
五分五分よりも少し低い

12月の風が
坂道を駆け上がったり
駆け下りたり

平気な顔して
歩いている人も
どこかに帰れば
泣いているのかもしれない

他人の顔の中に
自分を探しながら

歩く
回る

そして

初めて来たように
エル大阪に着いた

約束の時間に
ちょうど間に合った

ポケットの中に
相談事を
隠し持っていた



テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/12/12 17:13 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
夢の終わり
いい夢だったのに
あんたからの電話
一瞬で
目が覚めたよ

滅多に見れない夢だった

どうでもいい電話のせいで
ぶち壊されてしまった

あんたにはわからないだろう
それが
どれだけ大事だったか

遮られた夢の続きを
どうしてくれる?
どうしてくれる?




あんた


夢の終わりを

全部ひとのせいにするな


もう一度 目を開いて 夢を見よう

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/12/03 21:57 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
魔法使い
何気ないところから何かを拾って
何もないところから何かを掴んで
ささやかでも夢見れたら
魔法使いになった気がする

魔法に鈍感な季節の中で
闇より深い場所から
僕だけのインクは
夏が滲んでいくように
ゆっくりと溢れ出す

やがて
パーティーのように飛散して
小さなポエジーを生み出す
瞬間
ときめきさえ覚えながら
ふわふわと
白い絨毯に乗って飛んでいける

ほんの少し
奇跡が起きたように

少しの間だけ
魔法使いになった気がする

それでいて
世間の視線は
不思議な生き物を見るようによそよそしい
儚く消えていくものへ向けられる
憐れみや哀しみとは遠いそれは

永遠に
相交わらぬものに対して
一層安全な距離を保つように
後退しながら


それはやはり




魔法使いを見ているような

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/11/22 21:45 】 | 好きに書いた詩 | コメント(2) | トラックバック(0) |
揺れないネット
足の裏でボールを受け止めた時
地球に乗っていることを
実感する

初めて人を抜いた時
少し上達を感じた

サッカーが好き

顔を上げれば
いつもゴールがあって
ネットを揺らせば
偉業を成し遂げたように
祝福される

誰を抜くというわけでもない
詩は
どこに向かって書くのだろう

いかなるフォーラムで
何人と
一体になれるというのか

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

【2007/08/26 16:25 】 | 好きに書いた詩 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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